表示はネットワークを示す
TetherはUSDTを対応するブロックチェーンごとに別々に発行し、その一覧を公表しています(Tether)。ERC-20はイーサリアムの代替可能トークンの規格(ethereum.org)、BEP-20はERC20をもとに作られたBNB Smart Chainの規格(BNB Chain)、TRC20はTRONでの規格の名前です。あるネットワークの残高は、ほかのネットワークからは見えず、使えません。
小数点以下の桁数も同じではありません。当サイトが各コントラクトに問い合わせたところ、EthereumとTRONのUSDTは六桁、BNB Smart Chainのものは十八桁と答えました。ウォレットは表示を丸めるため、手で金額を写すときに問題になります。
実際に変わること
手数料と、それを払う通貨。 Ethereumのガス代はETHです(ethereum.org)。BNB Smart ChainはEVM互換で、手数料はBNBでバリデーターに支払われます(BNB Chain)。TRONでは取引が帯域幅とエネルギーを使い、TRXのステーキングや委任で得られなければ、送る人のTRXがバーンされます(TRON)。
アドレス。 EthereumとBNB Smart Chainは同じ形式のアドレスを使うため、届く先を決めるのは送るときに選ぶネットワークです(MetaMask)。TRONのアドレスは通常Tで始まり、新しいアカウントは使う前に有効化が必要です(TRON)。
「変換」は実際には送金
TRC20のUSDTをERC20のUSDTに変える操作はありません。ブリッジで一回のトランザクションで移すか、取引所で入金して別のネットワークで出金するかです。費用は時間で変わるため、意味があるのは送る時点の数値で、このページの比較はTRONからEthereumへのルートです。
ネットワークの選び方
取引所から出金するなら、ネットワークは出金画面で選び、受け取る側が対応していなければ使えません。Coincheckのヘルプも、対応していないチェーンで送られた分は残高に反映できないと説明しています(Coincheck)。人やサービスに送るなら、相手のアドレスがすでにネットワークを決めています。
よくある質問
ERC20とTRC20の違いは何ですか?
ネットワークが違います。ERC20はEthereum、TRC20はTRONで送ることを指します。Ethereumのガス代はETHで払い、TRONでは帯域幅とエネルギーを使い、足りなければTRXで払います。アドレスの形式も違い、残高は互いに別です。
TRC20のアドレスとは何ですか?
TRONネットワークのアドレスで、通常Tで始まります。新しいアカウントは使う前に有効化が必要で、MetaMaskのヘルプによると、USDTを送っても有効化されず、先にTRXを送る必要があります。
取引所でTRC20を選ぶとは、どういうことですか?
出金や送金の画面で、TRONネットワークで送ると選ぶことです。受け取る側がTRONに対応していなければ使えません。対応していないチェーンで送られた分は残高に反映できないと説明している取引所もあります。
出典
- Tether — supported protocols · 2026-09-14に確認
- ethereum.org — ERC-20 トークン標準 · 2026-09-14に確認
- ethereum.org — ガスと手数料 · 2026-09-14に確認
- BNB Chain — BEP-20 token standard · 2026-09-14に確認
- BNB Chain documentation — BNB Smart Chain introduction · 2026-09-14に確認
- TRON Protocol documentation — accounts, address format and activation · 2026-09-14に確認
- TRON Protocol documentation — bandwidth and energy · 2026-09-14に確認
- MetaMask Help Center — the Ethereum address format and why it matters · 2026-09-14に確認
- MetaMask Help Center — navigate TRON in MetaMask (account activation) · 2026-09-14に確認
- Coincheck — 暗号資産送金・受取時の対応ネットワークを教えてください · 2026-09-14に確認