違うネットワークやアドレスに送金してしまったとき:取り戻せる場合と取り戻せない場合

違うネットワークやアドレスに送った暗号資産を取り戻せるかは、どこに届いたかでほぼ決まります。見えないだけで自分のものの場合も、何をしても戻らない場合もあります。まず、どの場合かを確かめてください。

まず、どこに届いたかを確かめる

暗号資産を送ると、ブロックチェーンにトランザクションが記録され、トランザクションID(TXID)が発行されます(Coincheck)。使うつもりだったネットワークではなく、実際に送ったネットワークでそのトランザクションを探してください。そこで承認済みなら、資金はそのネットワークのそのアドレスにあり、問題は誰がそのアドレスを管理しているかに変わります。

一つ目:自分のアドレスの、別のネットワーク

最も解決しやすい場合です。EthereumとEVM互換のネットワークはアドレスの形式が同じで、同じアドレスをネットワークをまたいで使えます(MetaMask)。Ethereumのつもりで自分宛てにBNB Smart Chainで送ったなら、資金はBNB Smart Chainにあり、ウォレットがEthereumを見ている間は表示されません(BNB Chain)。ウォレットでそのネットワークを選べば表示されます。必要ならネットワークを追加してください。

二つ目:ネットワークに対応していないウォレット

ウォレットがそのネットワークを表示できなくても、資金は自分が管理するアドレスにあり、別のウォレットが必要なだけです。Phantomは、対応していないBNB Smart ChainやArbitrumなどで送られた資産は失われておらず、受け取ったアカウントの秘密鍵を書き出して、そのネットワークに対応するEVM互換のウォレットに取り込めば取り戻せると説明しています。秘密鍵を別のウォレットに取り込むとその鍵の露出が増えるため、取り戻した後は新しいアカウントへ移すよう勧めています(Phantom)。

三つ目:取引所への入金

取引所は、暗号資産ごとに受け取れるネットワークを決めています。Coincheckは、対応ネットワーク以外のチェーンで送られた暗号資産は、仕組み上、残高への反映も変換もできないと説明しています(Coincheck)。一方、ネットワークが合っていて反映されない場合は、アドレス、宛先タグやメモ、送金の状態を確かめ、情報に誤りがなく時間がたっても反映されなければ、送金の詳細をもとに受け取った側に問い合わせるよう案内しています(Coincheck)。

四つ目:他人のアドレス

取り消す方法はありません。MetaMaskは、トランザクションは取り消せず、失った資金は元に戻せないとし、自己管理型のウォレットとして介入もできないと説明しています(MetaMask)。

助けると言ってフレーズを求める相手

MetaMaskは、シークレットリカバリーフレーズを求めることはないとしています(MetaMask)。失った送金を取り戻すと持ちかけてフレーズや秘密鍵を求める相手は、助けではありません。正当な手順は、自分のウォレットか、取引所自身のサポートを通るものです。

次に防ぐには

どの場合も、送る前の同じ一歩で防げます。受け取る側がどのネットワークに対応しているかを先に確かめ、そのネットワークを選んでから送ってください。手順は取引所から自分のウォレットへ送金する方法で説明しています。

よくある質問

MetaMaskで違うネットワークに送金してしまったら、どうなりますか?

自分のアドレス宛てなら、資金は送ったネットワークにあります。EthereumとEVM互換のネットワークは同じアドレスを使うため、MetaMaskでそのネットワークを選べば表示されます。受け取り先が取引所や他人の場合は、その相手が対応しているかで結果が変わります。

MetaMaskで誤送金した資金は取り戻せますか?

MetaMaskは、トランザクションは取り消せず、失った資金は元に戻せないと説明しています。自己管理型のウォレットなので、MetaMaskが介入することもできません。送り先がサービスなら、そのサポートがトランザクションIDで調べられる場合があります。

MetaMaskで送金ミスをしないためには?

送る前に、受け取る側が対応しているネットワークを確かめ、そのネットワークを選んで送ります。取引所へ送る場合は、その取引所が案内する入金用アドレスと対応ネットワーク、必要なら宛先タグやメモを使ってください。

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