偽のトークンがUSDTに見える仕組み
MetaMaskによると、詐欺師が勧めるトークンはUSDTやETHのような知られたトークンのシンボルをまねますが、別のトークンで、実際の価値はありません。MetaMaskなどのウォレットはシンボルを使って価格を探すため、まねた元のトークンの価格が表示されることがあり、価値のない残高がUSDTと同じ価値に見えます(MetaMask)。
MetaMaskの説明では、この詐欺はまず相手の信頼を得ることから始まり、その後でカスタムネットワークの追加、そのネットワークでのカスタムトークンの追加を勧めます。
名前は何も証明しない
トークンのコントラクトは自分の名前とシンボルを公開しますが、それを決めるのはコントラクトを作った人です。名前を問い合わせても、本物かどうかはわかりません。MetaMaskは、確認されていないカスタムネットワークの追加に十分注意するよう求めています(MetaMask)。
Tetherが公表しているアドレス
本物の基準は発行者です。Tetherは対応プロトコルのページで、次のUSD₮のコントラクトを公表しています(Tether)。
- Ethereum:
0xdac17f958d2ee523a2206206994597c13d831ec7 - TRON:
TR7NHqjeKQxGTCi8q8ZY4pL8otSzgjLj6t - Solana:
Es9vMFrzaCERmJfrF4H2FYD4KCoNkY11McCe8BenwNYB
同じページは、BNB Smart ChainについてはXAU₮のアドレスだけを載せ、USD₮のアドレスは載せていません。Polygonのアドレスもありません。そのネットワークでUSDTという名前のコントラクトが使われていても、発行者による確認ではないため、当サイトはそう扱いません。
ウォレットやブロックエクスプローラーでトークンのコントラクトアドレスを確かめ、Tetherがそのネットワーク用に公表するアドレスと、最初と最後だけでなく途中の文字まで照合してください。送金先アドレスについてMetaMaskが求める確認と同じで、理由も同じです(MetaMask)。
気をつけたい合図
インターネットで知り合った相手が、残高を表示させるためにネットワークやトークンの追加を勧めてくること、そして頼んでいない投資の誘いです。MetaMaskは両方を挙げ、MetaMaskでの具体的な操作を指示されたら、従う前にサポートに連絡するよう求めています(MetaMask)。Coincheckも、投資や恋愛を装って暗号資産の送金を促す手口に注意を呼びかけ、暗号資産の送金は一度完了すると取り消せないと説明しています(Coincheck)。
出典
- MetaMask Help Center — fake token investment scams and pig butchering attacks · 2026-09-14に確認
- Tether — supported protocols · 2026-09-14に確認
- MetaMask Help Center — address poisoning scams · 2026-09-14に確認
- Coincheck — 第三者に暗号資産の送金を求められたらご注意ください · 2026-09-14に確認